車に付く鉄粉の話                                               カークリーニングセンターエルム

車の塗装面の付着物で意外と多いのが鉄粉です。 幹線道路や鉄道線路が近い場所、鉱工業地区等では大気中に鉄を含む粉塵が発生します。
車の塗装面に付く汚れの中で洗車だけでは落ちない汚れの一つです。

何故鉄粉が付着するのか?については諸説有りますが、浮遊中に空気摩擦を受け静電気や磁気が蓄えられる為に鉄の塊である車には当然の様に引き合う様に付着するのだと思います。

更に、付着した鉄粉は塗装面に刺さり込みます。 何故塗装に刺さるのか?となりますとこれも確かな説は有りません。
鉄と塗装面の輻射熱(赤外線反射率)の違いで徐々に塗装を浸食して刺さる?。

確かに付着した鉄粉は確実に塗装に刺さっています。 鉄粉から放出する赤外線の波長が塗装を透過する値と一致した時に起こる現象?の様です。
塗装の色が白系統の輻射熱の低い車に多く付く傾向が有りますが、やはり赤外線の波長が関わっているのではないでしょうか?。
又、マイカ塗装の誘電性や鉄粉が錆びる時の発熱などの複合的要因が考えられます。
「酸化しないコーティング」と馬鹿の一つ覚えの様なフレーズでネット宣伝している施工業者さんがたくさん居ますが、決まって酸化しないから有機物の汚れが付かないとか鉄粉が錆びてもコーティングは酸化しないから洗えば落ちると書いています。
僅か0.5μm(1/2000mm)の厚さのコーティングに数百倍の背丈が有る鉄粉が太陽の熱を吸収して赤外線を放出している訳ですからとてもコーティングだけで防げる物では有りません。
付いてしまった鉄粉は放置すると錆びながら塗装に進入して行きます。 これによって車が錆びる事は有りませんが洗車の時などはやはり気になる物です。
コーティング施工者にとっては、先ず鉄粉を除去しないと研磨剤の絡み等が起こり綺麗に磨く事が出来ません。
磨きにかかる前の洗車時に鉄粉や塗料ミストが付着している時は先ずこれらの除去作業が必要になります。
一般的には鉄粉除去用の薬品かトラップ粘土を使います。 両者の併用も有りますが慣れた者にはトラップ粘土だけで充分です。

この粘土にも色々有りますが先ずあまり安い物には要注意です。
(真夏でも硬い物は駄目)使い易さと塗装面にキズが付かない(付きづらい)事が必要です。

トラップ粘土使用時は必ず充分な水で塗面を覆う事がキズを付けずに作業をするコツです。
粘土は適当な大きさに分けて使います。
究極の使用方法として直径1cmほどの棒状にして洗車スポンジの真ん中に納め通常の洗車の要領で粘土付きスポンジで洗います。
全体に軽く付いた鉄粉はこれ位で充分です。

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